企画展「児童雑誌『カシコイ小学生』と新美南吉」

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ページ番号1009746  更新日 令和7年4月15日

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令和7年4月15日(火曜日)提供 事後情報

タイトル
企画展「児童雑誌『カシコイ小学生』と新美南吉」
日時
令和7年4月12日(土曜日)9時30分 ~ 令和7年6月29日(日曜日)17時30分
場所
新美南吉記念館
TEL 0569‐26‐4888
主催者
新美南吉記念館
TEL 0569‐26‐4888
参加者/対象者氏名・年齢など

どなたでも

趣旨(目的)

新美南吉が、東京時代に作品を発表していた雑誌『カシコイ小学生』に関するこれまでの調査成果と、その過程で見つかった資料を紹介する。

内容

昭和7年末から10年にかけて東京神保町の精文館が刊行していた児童雑誌『カシコイ小学生』を取り上げます。同誌は、東京外国語学校時代の新美南吉が作品を発表していたこと、浜田広介や北原白秋など、当時第一線で活躍していた作家や詩人の作品を掲載していたという点でも注目すべき資料です。しかし長い間、当館には1冊もなく、他の文学館や専門図書館などにもなかったため研究、調査も行われず、「幻」の雑誌となっていました。状況が変わったのは平成22年、精文館創業者、北村宇之松の遺族のもとにまとまった数の『カシコイ小学生』が保管されていることが分かり、その後当館に25冊を譲って頂きました。平成30年には、宇之松の従兄弟で同社で編集者をしていた藤本卯一の孫、行司千絵氏(京都新聞社記者)が精文館について調査した過程で同誌に掲載された挿絵原画が見つかるなど、分かってきたことも少なくありません。今回は、これまでの調査成果とともに、南吉にとって『カシコイ小学生』がどんな存在であったかをご紹介します。また童画家前島ともが、同誌のために描いた挿絵原画も併せてご覧いただきます。

今後の展開

関連行事:4月26日(土曜日)に『カシコイ』トークイベントを開催。『カシコイ小学生』を創刊した精文館創業者親族の孫で京都新聞社記者の行司千絵氏と企画展担当学芸員とで、精文館や『カシコイ小学生』にまつわる話をします(詳細は添付のチラシをご参照ください)

 

情熱メッセージ

前島ともは、戦前、まだ女性の童画家が珍しかった中で、『カシコイ小学生』を始め『赤い鳥』や『コドモノクニ』などの児童雑誌に作品を発表し活躍した童画家です。南吉の童話「正坊とクロ」が『赤い鳥』で初入選し掲載された際、挿絵を描いたのが前島であり、南吉にとっては、自分の作品に絵を描いてくれた初めてのプロの画家です。今回は、その前島ともが『カシコイ小学生』のために描いた挿絵原画を展示します。

別紙

問い合わせ
半田市役所 新美南吉記念館
新美南吉記念館
電話 0569‐26‐4888

別紙

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育部 半田市立博物館(新美南吉記念館)
半田市岩滑西町1丁目10-1
電話番号:0569-26-4888 ファクス番号:0569-26-4889
教育委員会教育部 半田市立博物館(新美南吉記念館)へのお問い合わせ