令和7年度帯状疱疹(たいじょうほうしん)予防接種について
帯状疱疹予防接種について、令和7年度から定期接種に位置付けられました。
国(厚生労働省)の検討状況が進み次第、情報を公開していきますので今しばらくお待ちください。
現在、公開している定期接種の概要(予定)は下記のとおりです。
- 助成回数
-
生ワクチン(ビケン):1回
組換えワクチン(シングリックス):2回
定期接種の対象となるワクチンは下記の「帯状疱疹ワクチンについて」をご覧ください。
なお、過去に一度でも帯状疱疹ワクチンを受けたことがある場合は対象外となります。
- 対象年齢
-
- 65歳の市民
- 60歳から64歳の市民で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障がいを有する者として厚生労働省令に定める方
- 70、75、80、85、90、95、100歳の市民(5年間の経過措置)
- 100歳以上の市民(令和7年度のみ対象)
- 実施期間
- 令和7年4月1日~令和8年3月31日(休診日除く)
- その他
-
- 帯状疱疹ワクチンの交互接種(生ワクチンと組換えワクチンを組み合わせて接種すること)は認められません。
- 生ワクチンとその他生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置いてください。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、2種類あり、効果や接種対象などに違いがあるので、必ず医師にご相談ください。
組換えワクチン(シングリックス) | 生ワクチン(ビケン) | |
---|---|---|
予防効果 |
接種後1年時点:9割以上の予防効果 接種後5年時点:9割程度の予防効果 接種後10年時点:7割程度の予防効果 |
接種後1年時点:6割程度の予防効果 接種後5年時点:4割程度の予防効果 |
接種方法 |
2回(筋肉内注射) 2回目接種は、1回目接種の2か月後に接種してください。2か月を超えた場合は、6か月後までに接種してください。 |
1回(皮下注射) |
接種費用 (任意接種の場合) |
接種費用の目安:20,000~30,000円(1回あたり) 詳細は接種する医療機関にお問い合わせください。 |
接種費用の目安:7,000~10,000円 詳細は接種する医療機関にお問い合わせください。 |
副反応 |
局所(注射部位)症状:疼痛、発赤、腫れ その他:筋肉痛、疲労、胃腸症状、悪寒、発熱、痒み、倦怠感、全身疼痛 ごくまれにショック、アナフィラキシーが現れることがあります。 |
局所(注射部位)症状:発赤、そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 その他:発疹、倦怠感 ごくまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が現れることがあります。 |
病気や治療によって免疫が低下している方 | 接種できます | 接種できません |
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。
子どもの頃にかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまで水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
日本では、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
帯状疱疹の予防
「加齢」「疲労」「ストレス」「病気」などで免疫の働きが低下することが、帯状疱疹の発症の引き金になっています。
食事のバランスや睡眠など基本的な生活習慣を整えることが予防につながります。
発疹が現れてから3日以内に治療を開始することが重要です。早く治療を始めれば、重症化や合併症も防げます。
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