半田市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度のパブリックコメント手続の結果
半田市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について、令和4年12月~令和5年1月に実施したパブリックコメント手続で制度に対する意見募集を行った結果について以下のとおりとりまとめましたので、公表します。
なお、パブリックコメント手続きにより提出された意見等による制度の修正はございません。
パブリックコメント手続の結果について
意見募集案件
- 案件名:半田市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度
- 意見募集期間:令和4年12月1日~令和5年1月4日
- 意見募集方法:市ホームページの入力フォーム、郵便、ファクス、Eメール、計画概要版配布場所に設置の投函箱
- 提出意見数:9通10件(ホームページ閲覧数520件)
提出された意見等の概要及び市の考え方
番号 |
提出された意見等の概要 |
市の考え方 |
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1 |
一刻も早い導入を望みます。パートナーシップ制度を導入している市町村が一つでも増えることで、同性パートナーとのつながりがシステムとして保証されることの需要がより可視化され、日本の同性婚法制化への着実な一歩となると思います。 |
本制度は、法律婚とは異なり、法律上の権利や義務をともなうものではありませんが、人生のパートナーとして、安心して、生活ができるよう尊重することに、大きな意義があると考えています。 性的少数者をはじめ、性の多様性への理解を深めるとともに、一人ひとりの個性や多様な生き方を尊重するとともに、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指してまいります。 |
2 |
結婚したくてもできない同性カップルなどにとって救いとなる、とてもよい制度だと思います。私は当事者ではありませんが、同性同士という理由だけで結婚できない、家族と認められないことに疑問を感じていたので応援したいです。 カップルだけではなく子どもも考慮している点がさらに素晴らしいと思います。自分が住んでいる市が、マイノリティな立場の人の状況を考え、このような取組を始めようとしていることを誇らしく感じます。 |
本制度は、法律婚とは異なり、法律上の権利や義務をともなうものではありませんが、人生のパートナーとして、安心して、生活ができるよう尊重することに、大きな意義があると考えています。 性的少数者をはじめ、性の多様性への理解を深めるとともに、一人ひとりの個性や多様な生き方を尊重するとともに、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指してまいります。 |
番号 |
提出された意見等の概要 |
市の考え方 |
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3 |
当事者ではありませんが、本制度は素晴らしい事だと思います。しかし、もっと家族として保証されるものがあると良いなと思います。 例えば、パートナーが亡くなった場合の一連の儀式や遺骨の分骨など、私たちが普通に出来ることを困っている方々は、長年寄り添っても叶わない事例が沢山あります。企業の努力としては、自動車保険でも夫婦プランに加入出来たら良いなと思います。どうか少しでも困っている方々に寄り添う制度になるよう心から願っております。 |
本制度を含む性の多様性への理解促進のため、リーフレットの作成、はんだ市報や市ホームページ等の活用のほか、啓発イベントの開催や、事業者に説明する機会を設けるなど、様々な機会を通して、広く周知啓発をしてまいりたいと考えております。 市民や事業者の皆様に制度の趣旨を尊重していただくことを通して、多様な生き方を応援し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。 |
4 |
賛成です。私は離婚歴がありますが、現在、人生を共にしたいパートナーに出会いました。相手に結婚願望はなく、私も離婚の手続きで苗字が変わることや住所が変わることに不便を感じたため、籍を入れることに抵抗があります。 一方で、相手が急病や災害によって入院し、命に関わる決断をするときに自分が関われないことはとても苦痛に感じると思います。 今回、目指している制度は、そのような命の危機や入院となったときに関われる制度であるといいなと思います。それは、同性同士であっても同様に相手の人生に関わる権利を得られるようなものであって欲しいと思います。 |
本制度を含む性の多様性への理解促進のため、リーフレットの作成、はんだ市報や市ホームページ等の活用のほか、啓発イベントの開催や、事業者に説明する機会を設けるなど、様々な機会を通して、広く周知啓発をしてまいりたいと考えております。 市民や事業者の皆様に制度の趣旨を尊重していただくことを通して、多様な生き方を応援し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。 |
5 |
事情があり婚姻制度を利用していない相手と住宅を借りる際、保証人や緊急連絡先は3親等以内の血縁者といわれており、「パートナー」として名前が書けたらどんなに良いだろうと感じたことがあります。制度が実現すれば、半田市にとって、とても素晴らしく、魅力ある制度になると感じます。 また、自分自身も半田市ではパートナーシップ制度でパートナーとして認められていますと堂々と言えればどんなにいいかと思います。他県から制度を目指して人を呼び込む材料にもなると思います。 |
本制度を含む性の多様性への理解促進のため、リーフレットの作成、はんだ市報や市ホームページ等の活用のほか、啓発イベントの開催や、事業者に説明する機会を設けるなど、様々な機会を通して、広く周知啓発をしてまいりたいと考えております。 市民や事業者の皆様に制度の趣旨を尊重していただくことを通して、多様な生き方を応援し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。 |
6 |
パートナーシップ・ファミリーシップ制度の創設、ありがとうございます。市内在住の当事者です。 この制度を開始するにあたって、市報などで知らせることもあるかと思いますが、その際は、できるだけ、「愛し合っている二人」のようなイメージに限定しないデザインや広報をお願いしたいです。 また、市内の結婚関連業者や写真館などへも、理解促進の働きかけを勧めて頂けたらと思います。具体的に言うと、例えば、写真館の外壁に貼ってある結婚写真が、典型的な男性と女性の写真で、そこを通るたびに「それ以外の者は想定されていない」と精神が削られる思いがするのです。 それらの業者には、多様な生き方やあり方の人々の写真も織り交ぜて提示して頂く、マイノリティもウェルカムですということが分かるようにして頂くなど、市から声掛けもお願いしたいのです。 |
本制度を含む性の多様性への理解促進のため、リーフレットの作成、はんだ市報や市ホームページ等の活用のほか、啓発イベントの開催や、事業者に説明する機会を設けるなど、様々な機会を通して、広く周知啓発をしてまいりたいと考えております。 市民や事業者の皆様に制度の趣旨を尊重していただくことを通して、多様な生き方を応援し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。 |
7 |
この制度は法的な権利がともなうものではないと知り、宣誓だけで意味があるのだろうかと最初は思いました。 しかし、当事者の方から、自分たちのことを「いる人」として認めてもらえる第一歩と聞き、全てのマイノリティの方たちが同じ気持ちではないかもしれないけれど、制度があるのとないのでは大きく違うのだと感じました。 まだまだLGBTQのことなど広く正しく理解されていると言い難い中で、逆に当事者が傷ついたりすることのないよう世の中全体で時間をかけて学んでいかないといけない課題だと思います。そのような機会が増えることも望みます。 |
本制度を含む性の多様性への理解促進のため、リーフレットの作成、はんだ市報や市ホームページ等の活用のほか、啓発イベントの開催や、事業者に説明する機会を設けるなど、様々な機会を通して、広く周知啓発をしてまいりたいと考えております。 市民や事業者の皆様に制度の趣旨を尊重していただくことを通して、多様な生き方を応援し、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。 |
番号 |
提出された意見等の概要 |
市の考え方 |
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8 |
制度自体はとても素晴らしいと思います。しかし、婚姻届の提出時は予約がいらないのに対して、パートナーシップ宣誓時は予約がいるのはなぜなのか疑問が残ります。 |
本制度を利用される方々の宣誓手続きは、通常は所管課(市民協働課)窓口で行いますが、宣誓者の希望により別室(個室)で対応することも想定していることから予約制としております。 |
番号 |
提出された意見等の概要 |
市の考え方 |
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9 |
この制度は、半田市民が半田市に宣誓する形ですが、その効力はどこまで可能なのですか。 |
本制度は、法律婚とは異なり、法律上の権利や義務をともなうものではなく、自治体独自の制度となり、行政サービスについては半田市内に限定されることになります。 民間事業者のサービスについては、本制度の趣旨を尊重していただく事業者の皆様の判断になることから、一概に半田市内に限定されるものではないと考えております。 |
10 |
とてもいい取組かと思いました。今後、本制度によって、どのような「社会的障壁」が除去されるのか、見えにくい「社会的障壁」は当事者しかわからないことも多々あるかと思います。 「見えにくい声」をいかに拾い上げるか、裏を返せば、本制度によってどのような具体的利点があるか、どのように「当たり前」を保障するかを具体化する作業が必要かと思います。 とはいえ、本制度によって、当事者にとって宣誓する・しないの「選択肢ができること」、社会的に「認められる存在」であるということが伝わること(=いないもの、存在しないものとして扱われないこと)が、とても大きな第一歩かと思います。 半田市の取組が他市町にも広がり、当たり前が当たり前のように保障される基盤ができるといいなと思います。 |
本制度の最大の目的は、利用される方々に「社会に認められている」という安心感を与えたいとするものであります。 行政サービスについては市営住宅の入居申込など、限られたものになりますが、制度を運用するなか、日常の様々な場面での困難など、当事者の方々の声を聴き、少しでも生きづらさの解消につなげていきたいと考えております。 |
※提出された意見等は趣旨を損なわないよう要約しています。
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