ゲートキーパー養成講座

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ページ番号1002360  更新日 令和7年1月9日

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ゲートキーパーとは

ゲートキーパーとは、様々な悩みや生活上の困難を抱える人に対して、気づき・声をかけ・話を聞き・見守る人のことです。

<ゲートキーパーの役割>

  1. 気づく
    家族、友達、同僚などの「いつもと違う」様子に気づきましょう。例えば、「元気がない」「体調が優れない」などです。
  2. 声をかける
    「私でよければ話聞くよ」など声をかけましょう。心配しているサインを送ることが大切です。
  3. 話を聞く
    相手の話をゆっくり聞きましょう。相手の目を見てうなずきながら話を聞くと、話しやすい雰囲気をつくることができます。
  4. 見守る
    その後の様子も気にかけて、声をかけたり、見守っているサインを送りましょう。

日々の小さな気づきや行動の積み重ねが、あなたの大切な人の命を守ることにつながります。

半田市では、いのちを支え きぼうが未来に つながるまちの実現を目指して 半田市自殺対策計画に基づき、身近な地域で支え手となる人材を育成し、自殺対策の視点を持ってもらうため、市民・市職員・各分野の関係者の方を対象にゲートキーパー養成講座を実施しています。

半田市「ふれあいいきいきサロン」関係者向けゲートキーパー養成講座

開催時期:令和5年3月

対象:「ふれあいいきいきサロン」関係者

講師:公認心理師 山内恵理子氏

内容

テーマ:「ゲートキーパーについて 悩みを抱える人を支えるためにできること」

  • 半田市の自殺の対策について(行政説明)
  • 悩んでいる人のサイン(SOS)について
  • ご自身のこころの状態及び安定について
  • 新型コロナウイルスが与える影響について

など

地域の住民にとって身近な存在である「ふれあいいきいきサロン」関係者が、高齢者を始めとした地域住民のサインに気づき、受け止め、見守ることができるようゲートキーパー養成講座を実施しました。参加者からは「大切な人のサインに気付ける自分でいたい」「話を聞いて自分が前向きになれた」といった声が聞かれました。

「ふれあいいきいきサロン」とは、社会福祉協議会が地域住民の方と共に、公民館等で地域の皆さんの集いの場として実施しています。

新規採用職員向けゲートキーパー養成講座

開催時期:令和6年12月11日(水曜)

対象:令和6年度新規採用職員

講師:健康課保健師

内容

テーマ「大切な命を守るための4つの行動」

  • 半田市の自殺の現状・自殺対策について
  • ゲートキーパーの役割と対応「声かけと傾聴を体験」
  • ストレスとセルフケア など

新規採用職員の講座は、毎年実施しています。今年度はゲートキーパーの大きな役割である「声かけと傾聴の体験」に重きを置き実施しました。その結果、体験の場面は受講者が積極艇に参加し、声かけの大切さ、傾聴の必要性が印象に残ったとの感想が聞かれました。

また、お疲れ度チェックシートを用い、自身の心の健康状態を知る機会を提供しています。ストレス解消法は、受講者個々で様々な方法を持って実践されていますが、ゲートキーパーとして自身の心身の健康の大切さへの理解も一層深まるとよいと考えています。

今後も職員対象のゲートキーパー養成講座は、継続して実施していきます。

グループでの体験中です

小中学校教職員対象ゲートキーパー養成講座

小中学校教職員を対象とした講座は、若者(特に20歳代以下)の自殺者の増加を背景に自殺予防を図ることを目指し、令和4年度の教職員の部会での講座を皮切りに継続して実施しています。

<令和6年度の開催状況について>

対象:市内3中学校及び同学区小学校の教職員

開催日:令和6年8月27日(火曜)、10月28日(月曜)、12月16日(月曜)

講師:公認心理師・臨床心理士 山内恵理子氏

内容:テーマ「こころのケア」

 (1)心療内科の治療とケア (2)ゲートキーパー (3)心の危機の予防、対話のコツ (4)大人たちの心と身体、そのケア

講座の受講者からの評価は、講座が参考になった、子ども達との関わりに生かしたいとの感想が聞かれています。

また、子ども達から「自殺を考えている」、「死にたい」との相談を受けた経験がある教職員は5割以上に挙がり、その9割が対応に困難さを感じていた状況が講座を通じて把握できました。この情報を今後の講座実施に活かし、内容の充実を図っていきます。

令和5~6年度の2年間に市内中学校5校全体で実施しました(受講者145人)。学校行事等で教職員全員が受講することは困難でしたが、当日資料を配付する等ゲートキーパーへの理解を進める取り組みを行いました。

この人材育成の取り組みは計画的で進め易いものと、関係者の研修会等の機会を通して他自治体からも評価を得ています。今後も学校現場との連携により若者の自殺予防に取り組んでいきます。

 

 

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福祉部 健康課成人保健担当
電話番号:0569-84-0662 ファクス番号:0569-25-2062
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