(第1回)上水道課若手職員インタビュー「暮らしを支える水道を知る、守る」

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ページ番号1003451  更新日 令和6年2月8日

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【連載企画】上水道課へようこそ

「上水道課へようこそ」は、水道の仕事に携わる人たちへの取材などを行う連載企画です。水道に携わる人たちがいきいきと、使命感を持って働いている姿を通して、水道の持つ役割や意義をお伝えします。

インタビュー:上水道課職員:尾野

尾野 顔写真


第1回目となる今回は、上水道課に勤務する採用3年目の尾野くんを取材しました。普段の仕事内容や大切にしていること、働く中で気付いたことなどを若手職員の視点でお伝えします。(取材:上水道課:中村)※2021年時点

記事内容

  • 市の水道職員の仕事 漏水を防ぐために現場立会を欠かさない
  • 働き始めて驚いたこと 「水道水は安全」という意外に知られていないこと
  • 仕事を通じた成長 働く中で人や仕事への向き合い方が変わった

漏水を防ぐために現場立会を欠かさない

まず始めに、普段どのような仕事をしているか教えてください。

現場写真1

仕事内容としては、給水管の引込み工事の現場立会によく行きますね。「給水管」というのはあまり聞き慣れない言葉かもしれません。道路の下には太い水道管が通っているのですが、その管から家の敷地内に水を引入れるために設置する枝管のことを給水管といいます。

給水管の引込みは、水道業者さんが施主さんなどから工事を受注して行うのですが、道路下の太い管と給水管を接続する際には、市の水道職員が立会をして施工不良などがないかを確認しています。施工不良に気付かずそのままにしておくと、漏水が発生する危険性がありますから、そうした事態を未然に防ぐために現場立会をしています。多い月では1日に何件も立会に行くこともあるのですが、こちらの都合で水道業者さんの工事を遅らせるわけにはいかないので、現場立会のためのスケジュール調整も大変ですね。

「水道水は安全」という意外に知られていないこと

働き始めて気づいたことや感じたことはありますか。

写真:水飲み場の蛇口から水が出ている

それまで当たり前過ぎて思いもよらなかったことに、改めて気付かされることが多いです。蛇口をひねれば当たり前のように水は出てきます。ですが、「その水道水はどこから、どういう仕組みで届けられているのか」ということは、実は働き始めるまで考えたこともなかったです。半田市の水道の場合、水源は長良川で、その水が知多浄水場(知多市)で浄水処理されて届けられていることだとか、毎日市内の公園の蛇口から採水して水質検査をしていることだとか、そういった水道を支える仕組みが実はたくさんあることを全く知らなかったので驚きの連続でした。

水道水の安全性については、小学生の頃に水道水を飲まないようにと大人から言われることもありました。いま考えると、小学校には受水槽が設置されていることが多いので、衛生面を気にしてそう言われていたのかもしれません。それもあって、当時は自宅でも水道水は飲まない方がいいんだと思っていました。ですが、上水道課で働き始めて、厳しい水質基準や検査が何度も行われていることを知り、自分や周りの人が思っているよりもずっと水道水は安全なのだと知りましたこれが働き始めて一番驚いたことですし、皆さんに何よりも知っていただきたいことですね。

(補足:水道水の水質については、水道法に基づき、半田市内及び知多浄水場等において塩素濃度などの毎日の検査や、微生物・化学物質などの厳密な検査が定期的に行われています。)

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働く中で人や仕事への向き合い方が変わった

仕事内容を見るに、水道業者さんと関わる機会がかなり多いですね。

尾野 顔写真2

そうですね。水道業者さんに対しては、現場立会の他にも、水道管の修理なども依頼(発注)しています。水道業者さんから技術的なことを教えていただくことも多いですが、市は工事を発注したり申請書類を審査したりする立場でもあるので、水道業者さんに指示を出さなければならない場面も多いです。そのため、水道業者さんとの関係性は立場上悩ましいところもありますが、協力的な関係を構築できるように心がけています。

人との関係という点では、水道業者さんに限らず誰に対しても、相手への接し方や態度が大切なのだと思います。働き始めたころは、職場にふさわしい言葉遣いというのをあまり知らなかったので、その点を先輩に注意されることもありました。そうした中で、仕事をする上では知識や技能といったもの以前に、相手に対する態度や接し方、言葉遣いが何よりも大切だと感じて気を付けるようになりました。まあ、正直なところ、自分では良くなったのかあまり自信はありませんが…。

それから、仕事への向き合い方も変わったと思います。例えば、水道管の修理の発注や施工管理をするときでも、働き始めた当初は、ただ水道管を直すだけでよいと思っていました。ですが、それでは不十分で、将来にわたって市が水道管を維持管理していくために最適な施工方法は何かということについて、上司や先輩に相談したり、水道業者さんと協議したりして自分なりに考えながら仕事をするよう心がけています。

取材を終えて

働く中で多くのことを学び、そして、水道の役割や安全性を素朴ながらも真っ直ぐに伝えようとする尾野くん。そんな彼の姿勢から、同じ上水道課の職員としても学ばされることが多くありました。これからも職場や地域の中で、生き生きと働く尾野くんに期待がもてる取材となりました。

市立宮池小学校での防災教室に、尾野くんが講師として参加しました。そちらの様子は以下のページでお伝えしています。ぜひご覧ください。

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水道事業水道部 上水道課料金担当
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