特定外来生物について

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1003054  更新日 令和6年3月27日

印刷大きな文字で印刷

特定外来生物とは、もともとその地域になかったはずが、人間の活動によって、他の地域から持ち込まれた生物(外来生物)のうち、地域の自然環境に大きな影響を与えたり、農作物に被害を与えたりするもので、「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律」により指定されています。栽培や生きたままの運搬、譲渡等が原則禁止されており、違反すると罰則があります。

市内でも特定外来生物のうち、「セアカゴケグモ」、「オオキンケイギク」、「メリケントキンソウ」、「カダヤシ」、「ウシガエル」、「オオクチバス(ブラックバス)」、「ブルーギル」がよく見かけられるようになってきています。

特徴と駆除のポイントは次のとおりです。庭などで見かけましたら注意して駆除にご協力ください。

発見した動植物が特定外来生物であるかどうかの判断には、愛知県作成の移入種対策ハンドブックをご活用ください。

アカミミガメ・アメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されます

外来生物法に基づき、アカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ、キバラガメ、カンバーランドキミミガメの3亜種が対象)とアメリカザリガニが条件付特定外来生物※に指定され、令和5年6月1日から規制がスタートしました。違反した場合は罰金・罰則の対象になりますのでご注意ください。

※条件付特定外来生物とは…特定外来生物のうち、一部の規制がかからない生物

手続きなしでできること

  • 一般の方がペットとして飼育することができます。
  • 水族館や学校等での飼育については、逃げ出さないような施設で飼育することが必要です。
  • 飼えなくなった場合などに、責任をもって飼える人に無償で、譲ったり、譲り受けることができます。

法律で禁止されること

  • 生きた個体を野外に逃がしたり、放したりすることは禁止されます。
  • 適切な飼育を行わずに、逃げ出した場合でも違法となります。
  • 生きた個体の輸入、販売、購入や、販売・頒布を目的とした飼育等が禁止されます。
  • 無償であっても、生きた個体を広く配ること(頒布)は禁止されます。(例:景品やおみやげとして配ること)
  • 冷凍や加工などをして販売するために商業的繁殖を行うことも禁止されます。

目的次第では許可を受けることにより可能となる場合もあります。
これらに違反した場合は罰金・罰則の対象となります。

飼う前にもう一度よく考えましょう

  • ペットとして新たに購入することはできません。他社から譲り受けたり、野外で捕まえてきて飼育することはできますが、一旦飼育し始めた個体を野外に放すことは法律で禁止されているためできません。野外で捕まえたものを安易に持ち帰ることのないようにしましょう。
  • アカミミガメは飼育下での寿命が約30年、アメリカザリガニは飼育下での寿命が約5年とされています。飼い続けることができなくなり、新しい飼い主も見つからない場合でも、野外に放すことは許されません。寿命を迎えるまで本当に飼い続けることができるのか、迷いや心配があれば、飼わないことを決断することも大切です。

セアカゴケグモ

セアカゴケグモは現在各地で発見されています。もともと、熱帯地方に分布しており、メスは毒を持っているので注意が必要です。(オスに毒はありません。)

写真:セアカゴケグモ
セアカゴケグモ メスの写真

特徴

  • 体長(脚を含まない)約1センチ
  • 脚が長く、腹部が球形で大きい
  • 全体は黒色で、腹部の背面に赤色の模様がある

もし見つけたら

  • 直接市販の殺虫剤(ピレスロイド系)をかけるか、靴で踏みつぶして駆除してください。
  • なお、半田市では、駆除などの活動は行っておりません。また、市や県への報告は必要ありません。

こんなところによくいます

  • 排水溝の側面やふたの裏
  • 花壇のまわりのブロックのくぼみや穴、プランターと壁の隙間、うつ伏せの空の植木鉢の中
  • 芝生や植木あるいは水抜き管の内部
  • 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏、浄化槽ブロアーカバーの内部などの人工的な熱源の周り

注意するポイント

  • 外で作業をするときは、手袋(軍手)をしましょう。
  • 不用意に側溝などのすき間に手を入れないようにしましょう。
  • クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃してクモの住みにくい環境にしましょう。

もし咬まれてしまったら…

  • 咬まれた箇所を温水や石けん水で余分な毒を洗い出し、咬まれた箇所を冷やしてください。出血している場合、無理に止血せず、毒を出してください。その後、速やかに医師の診察を受けてください。
  • 咬まれた時は針で刺されたような痛みを感じ、重症の場合、発熱・吐き気などを伴う場合があります。

オオキンケイギク

北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産で、キク科の植物です。

オオキンケイギクは、5月から7月頃にかけて黄色い目立つ花を咲かせます。オオキンケイギクとキバナコスモスの花が非常に似ているため、キバナコスモスと勘違いをし、栽培してしまうことが考えられます。

写真:オオキンケイギク

駆除のポイント

オオキンケイギクは多年草のため、根から抜き取ることが効果的です。

広範囲にわたる場合は、地表に近いところから刈り取ることも有効です。

メリケントキンソウ

南米原産の外来生物であり、公園、路傍、空き地、芝生などの明るい場所に生育し、草丈は5~10cmで地面をはうように生えます。

一般的に秋頃に芽を出し(発芽)、4~5月頃に花を咲かせ(開花)、5~6月頃に実を結びます(結実)。

メリケントキンソウ写真

トゲにご注意ください

果実には2mmほどのトゲがあり、このトゲが肌などに刺さりケガなどをするおそれがあります。約5ミリメートルの硬い実にトゲがあるので、手をついたり裸足であるくなどした場合、そのトゲが刺さりケガをすることがあります。また、靴で踏むと、靴底にトゲが刺さったまま移動することになり、本人の意思にかかわらず生息域を拡大させてしまう場合があります。なお、メリケントキンソウには毒はありません。

駆除方法

人力での抜き取り、刈り払いのほか、可能な場所では薬剤(芝生内で生育しているところでは、芝生を枯らさない選択性のあるものを使用)による駆除方法があります。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

市民経済部 環境課環境担当
半田市乙川末広町50番地(半田市リサイクルセンター内)
電話番号:0569-21-4001 ファクス番号:0569-21-6405
市民経済部 環境課環境担当へのお問い合わせ