はんだ「守ろう!腎臓」プロジェクト
「はんだ『守ろう!腎臓』プロジェクト」について
成人の8人に1人がかかる新たな国民病である慢性腎臓病(CKD)は、半田市国保特定健診では5人に1人疑いがあります。本市では半田市医師会、知多薬剤師会、半田病院、半田市の4者による「はんだ『守ろう!腎臓』プロジェクト」を進め、その取り組みの1つとして「腎臓シール」による啓発を令和5年9月より開始しました。また、市内の診療所や調剤薬局、半田病院、半田市健康課では、各々が腎臓を守る取組を行っています。
〈令和5年9月6日市長室にて「キックオフ宣言」〉
腎臓の機能と疾患について
腎臓はこんなにたくさんの仕事をしています
腎臓は背中側の腰の辺りに左右1つずつある握りこぶしの大きさの臓器です。
1.塩分、老廃物の排出
血液をろ過して塩分や老廃物を尿として体外へ排出します。また、体に必要なものは体内に再吸収させる働きもします。
2.血圧の調整
塩分と水分の排出量をコントロールして、血圧を調整しています。血圧が高いときは塩分と水分の排出量を増やし、血圧が低いときには排出量を減らします。
3.血液の生成促進
血液の生成を促すホルモン(エリスロポエチン)を分泌しています。
4.骨の強化
カルシウムを体内に吸収させるために必要な活性型ビタミンDをつくっています。
5.水分量やイオンバランスの調節
体内の体液量やイオン(ナトリウム、塩素、カリウムやカルシウムなど)のバランスを調節しています。生命を維持するためには、イオンの濃度を一定に保つ必要があります。
慢性腎臓病(CKD)が怖い理由
慢性腎臓病(CKD)とは慢性的に進行する様々な腎臓病の総称です。CKDの初期には自覚症状がほとんどありません。それがCKDの怖いところでもありません。放っておくと、どんどん重症化して最終的に人工透析等が必要になる場合があります。CKDの原因はさまざまですが、大きな原因の1つとして糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病です。これらは、腎臓の働きを低下させることがわかっています。
【CKDの定義】
以下の通りで、(1)、(2)のどちらか一方、または両方が3カ月以上持続することで診断されます。
(1)eGFR60未満(eGFRは腎臓が老廃物を排泄する能力を示す数値)
(2)尿検査で尿たんぱく(+)や画像診断等で腎障害の存在が明らかである
あなたの腎臓は大丈夫?
あたなの腎臓の状態をチェックしましょう!
健康診断では尿検査の「尿たんぱく」と、血液検査の「クレアチニン」「eGFR」で腎機能がわかります。「クレアチニン」からもeGFR値は算出できます。
腎臓にやさしい生活を送りましょう!
どのくらい腎臓にやさしい生活を送れているか確認しましょう!
□血圧・体重管理をする
□トイレを我慢しない
□ウォーキング程度の適度な運動をする
□適正飲酒(お酒は1日ビール500mL1本が目安)
□禁煙
□適塩生活(食塩は1日6g未満が目安)
□ストレスをためない
慢性腎臓病(CKD)対策についてー半田市健康課の取組ー
「腎臓シール」によるCKD予防の啓発
令和6年度特定健診・後期高齢者医療健診結果でeGFR60未満の方を対象に、事業に協力していただいている医療機関より腎臓シールとCKD予防啓発用チラシを配付します。
この腎臓シールをおくすり手帳に貼っていただくことで、医療機関は腎臓の負担に配慮した処方を行うことができます。
半田市国民健康保険加入者向け「慢性腎臓病(CKD)予防講座」
半田市国民健康保険加入者のうち、令和6年度特定健診結果でeGFR60未満の者及び、その家族を対象に8月と1月に薬剤師による講座を実施します。
また、講座後に薬剤師・管理栄養士による個別相談も実施します。
腎機能が低下しているってどういうことと不安に思われる方、腎臓にやさしい生活を送るポイントを知りたい方はぜひご参加ください。
詳しくは下のURLをクリック!!
医療受診勧奨通知と電話・訪問による支援
令和6年度特定健診結果にてeGFR45未満かつ治療のない方に対して、10・12月に医療受診を促す通知をします。その後、医療状況の確認及び生活習慣の改善指導のため、市の保健師又は管理栄養士が電話又は訪問を実施します。
栄養相談
半田市役所健康課では随時栄養相談を受け付けています。CKD予防の生活習慣のポイントについて相談したい場合は、ぜひご活用ください。
ただし、管理栄養士が不在の場合もありますので事前にご連絡ください。
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
福祉部 健康課健康長寿担当
電話番号:0569-84-0662 ファクス番号:0569-25-2062
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