博物館の概要

半田市立博物館は、昭和46年に開設された半田市郷土資料館を礎に、地域文化の特色を打ち出した総合博物館として昭和59年(1984年)10月に開館しました。展示は知多半島の自然や考古、歴史はもとより、酢の醸造や半田地域に現存する31輌の山車を主体とするもので、地域文化の特色を打ち出したものとなっています。
常設展示室について
常設展示室Ⅰ

常設展示室Ⅰは、「知多半島の自然」と「郷土の歴史」のエリアに大きく分かれています。
自然のエリアでは、知多半島南部に広く分布する師崎層群から見つかった深海生物の化石や、知多半島の丘陵に見られる湿地のジオラマなどが展示されています。また、歴史エリアのうち原始~中世のコーナーは主に市内各地の遺跡から出土した遺物の展示、近世のコーナーは、主に黒鍬などの農具類の展示、そして近代~現代のコーナーでは、維新前後から戦時下の半田に関する様々な資料を展示しています。
常設展示室Ⅱ

常設展示室Ⅱは、半田の祭礼に関する資料を展示しています。
半田の祭礼は、毎年3月下旬から5月上旬にかけて行われ、市内10地区で31輌の山車が曳きまわされます。展示室では、実際に祭礼で使用されている実物大の山車が展示され(年3回の入替制)、精緻な素木の彫刻で飾られた本物の山車を間近で見ることができます。
常設展示室Ⅲ

常設展示室Ⅲでは、郷土の伝統産業である酢醸造の道具一式が展示されています。
この資料は、博物館の開館にあわせて昭和59年に株式会社中埜酢店(現ミツカンホールディングス)から寄贈されたもので、平成28年には『半田の酢醸造用具』として、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
資料の収集と保存について
資料の「収集」
当館では、下記の受け入れ基準に沿って資料の収集を行っています。収集した資料は大切に保存するとともに、調査研究や展示、教育普及活動等でも活用しています。
受入基準:
(1)半田の歴史・文化・自然の理解に資するもの(民具・文書・美術品・偉人・自然に関する資料等)
(2)知多半島の歴史・文化・自然の理解に資するもの
(3)希少であり、時代・国内外問わず大変貴重なもの
資料の「保存」

収集した資料は、燻蒸処理を行った上で博物館の「収蔵庫」で保管しています。
収蔵庫では、大切な資料にカビや虫が発生して劣化しないよう、温湿度管理や真菌・昆虫生息調査を行っています。
寄贈資料の受け入れについて
当館では、上記の収集方針に沿った資料について、所有者から寄贈の受け入れを行っています。
資料をご寄贈いただける方は、博物館(0569-23-7173)までご連絡ください。
※上記の収集方針から外れるものや汚破損が著しいもの、既に同じ資料を複数収蔵しているもの等については、寄贈の受け入れをお断りする場合もあります。
※ご寄贈いただいた資料は、返却することができません。また、必ずしも展示をお約束することはできませんので、あらかじめご了承ください。
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このページに関するお問い合わせ
教育委員会教育部 半田市立博物館(博物館)
半田市桐ヶ丘4-209-1
電話番号:0569-23-7173 ファクス番号:0569-23-7174
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