更新日:2023年5月25日
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「ひきこもり100万人時代」と言われるようになった昨今。内閣府が実施した調査によると、15歳~39歳の1.57%、40歳~64歳の1.45%がひきこもり状態に該当すると推計されています。この推計によると、市内では、約1,100人が該当します。決して他人事ではない、ひきこもり問題。ひきこもりは、本人だけでなく、親や家族にとっても解決の難しい重い課題になっており、社会的な理解と支援が必要です。
「学校や仕事などに行けなくなり、家族以外との交流をほとんどせずに、6か月以上家庭にとどまり続けている状態」を言います。部屋や家から出ない人だけがひきこもりと思われがちですが、「人と会わない時間にコンビニや散歩に行く」「興味のある場所には行くけれど人との会話は避ける」といった人も、ひきこもり(状態)に当たると言えます。
学齢期のつまずきや青年期における社会不適応、仕事での挫折などが考えられますが、その要因は人それぞれで、一つとも限りません。
愛知県が実施した「ひきこもりに関するアンケート調査」の結果報告(平成30年3月)によると、約8割の人が20代前半までにひきこもり状態となり、さらに、半数以上の人が過去に不登校を経験しています。過去の学生生活について「辛かった」と答える割合が多く、いわゆる“苦登校”を続けていた人も多いようです。
現代社会はストレス社会とも言われ、人々は多くのストレスにさらされています。ひきこもりは、甘えや怠けといった個人の責任や問題ではありません。長年、学校や企業、社会が作り上げてきた「あるべき姿」や「水準」などが、彼ら彼女らの生きづらさにつながっています。ひきこもる期間は、自分を守り、疲れ切った状態の心にエネルギーを蓄えるために必要な休息期間と考えられます。ひきこもりは、本人だけでなく、親や家族にとっても解決の難しい重い課題になっており、社会的な理解と支援が必要です。
まずは、相談機関(以下参照)にご相談ください。ひきこもり状態が長引くほど、その分、社会での経験を失うことになり、その状態から脱することが困難になります。ご家庭で状況が異なるため、必ずしもすぐに解決する問題ではなく、また、万能な対策があるわけでもありませんが、第三者が関わったことで、前進した例もたくさんあります。
注)詳しくは、愛知県(半田保健所)ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
注)面談を希望する場合は要予約。
注)詳しくは、愛知県精神保健福祉センターホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。
ひきこもりに関する基本情報や地域の利用可能なひきこもり支援機関の紹介、シンポジウムや支援者サミット等の開催周知など。
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