子宮頸がん予防接種(HPVワクチン)

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ページ番号1002289  更新日 令和7年4月1日

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子宮頸がんワクチン(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種の経過措置について

今夏以降の大幅な子宮頸がんワクチンの需要増により、子宮頸がんワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、キャッチアップ期間中に接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるよう1年間の経過措置を設けることとなりました。

対象者

  • キャッチアップ接種対象者(1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性)のうち、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
  • 2008年度(2008年4月2日~2009年4月1日)生まれの女子で、2022年4月1日~2025年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方

延長期間

キャッチアップ接種期間(2025年3月31日まで)終了後、1年間

ご注意ください

公費での接種期間が延長されるのは、2022年4月1日~2025年3月31日の間にHPVワクチンを1回以上接種した方のみです。
2022年3月31日以前にHPVワクチンを公費で接種したことがあったとしても、この期間にHPVワクチンを1回も接種していない方は2025年4月1日以降の接種は公費の対象となりませんのでご注意ください。

子宮頸がんワクチンについて

子宮頸がん予防接種は、平成25年4月1日から予防接種法に基づく定期予防接種になりましたが、ワクチン接種後に因果関係を否定できない副反応がみられたことから、平成25年6月14日の国通知により積極的勧奨を差し控えてきました。その後、国の調査会において、有効性及び安全性の評価等の議論がなされ、令和3年11月26日に積極的勧奨の差し控えが終了することとなりました。

接種を希望する場合は、「HPV(子宮頸がん)ワクチンリーフレット」を参考に、有効性及び安全性を理解したうえで接種していただくようお願いします。

子宮頸がんの発症は20代以降に多いですが、発がん性HPVに感染してから発症までに数年から数十年かかります。

発がん性HPVに感染する可能性が低い10代前半に子宮頚がん予防ワクチンを接種することで、子宮頸がんの発症をより効果的に予防できます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

子宮頸がん予防接種の効果・副反応などについて

効果

子宮頸がん予防接種は、子宮頸がんから多く見つかる発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)16型と18型の感染を予防します。

ただし、全ての発がん性HPVの感染を防ぐものではないため、ワクチン接種とともに定期的な検診が必要です。

副反応

肩近くの筋肉に注射するため、他の予防接種よりも比較的強い痛みを伴います。

ごくまれに重いアレルギー症状が起こることもあるので、接種後は安静が必要です。

ワクチンの種類

公費助成の対象となる子宮頸がん予防ワクチンには、「サーバリックス」、「ガーダシル」、「シルガード9」の3種類があります。

ただし、原則、いずれか1種類で接種を完了します。

サーバリックス

子宮頸がんの原因とされる発がん性HPVのうち、16型と18型の感染を防ぐことができます。

ガーダシル

子宮頸がんの原因とされる発がん性HPVのうち、16型と18型の感染を防ぐことができます。

また、尖圭コンジローマの原因とされるHPVのうち、6型と11型の感染を防ぐことができます。

シルガード9

子宮頸がんの原因とされる発がん性HPVのうち、16型と18型に加え、ほか5種類のHPVの感染を防ぐことができます。

また、尖圭コンジローマの原因とされるHPVのうち、6型と11型の感染を防ぐことができます。

接種について

子宮頸がん予防接種対象年齢

  1. 小学6年生から高校1年生に相当する年齢
    (標準的な接種期間中学校1年生)
  2. 平成9年度から平成20年度生まれの女性
    (ただし、2は令和4~6年度に1回以上接種し3回の接種を完了していない方に限る)

ワクチンは、サーバリックス、ガーダシル、シルガード9の3種類がありますが、原則、いずれか1種類で接種を完了します。

接種間隔、回数

サーバリックス…3回

  • 2回目:1回目から1か月以上の間隔
  • 3回目:1回目から6か月以上かつ2回目から2か月半以上の間隔

やむを得ず接種間隔を変更する場合

3回目は、1回目から5か月以上かつ2回目から2か月半以上の間隔をおく。

ガーダシル…3回

  • 2回目:1回目から1か月以上の間隔
     (標準的な接種間隔は、初回から2か月後に接種)
  • 3回目:2回目から3か月以上の間隔
     (標準的な接種間隔は、2回目から3か月以上の間隔かつ初回から6か月後に接種)

シルガード9

  • 初回接種が、小学6年生~14歳…2回
    2回目:1回目から5か月以上の間隔
     (標準的な接種間隔は、初回から6か月後に接種)
  • 初回接種が、15歳以上…3回
    • 2回目:1回目から1か月以上の間隔
       (標準的な接種間隔は、初回から2か月後に接種)
    • 3回目:2回目から3か月以上の間隔
       (標準的な接種間隔は、2回目から3か月以上の間隔かつ初回から6か月後に接種)

なお、日本産婦人科学会、日本小児科学会、日本婦人科腫瘍学会、日本産婦人科医会等からは、10~14歳の女性に対する接種が最も推奨されており、次に15歳~26歳の女性への接種が推奨されています。また、ワクチン接種を希望する27~45歳の女性にも接種が勧められています。(ただし、公費助成対象は、小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女性とキャッチアップ接種対象の年齢の女性です。)

HPVワクチンの接種を受けた方へ

HPVワクチンの接種を受けた後は、体調に変化がないか十分に注意してください。

【詳しい情報はこちらをご覧ください】

子宮頸がん検診を受けましょう

ワクチンは、既に感染したウイルスを排除したり、子宮頸がんやその他の病変の進行を抑制したりする作用はありません。また、すべての発がん性HPVによる病変が防げるわけではないので、早期発見するために子宮頸がん検診の受診が必要です。半田市が実施する子宮頸がん検診は20歳以上を対象として実施していますので、10代でワクチンを接種しても20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けましょう。

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子ども未来部 子育て相談課母子保健担当
電話番号:0569-84-0645 ファクス番号:0569-84-0610
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