一般廃棄物最終処分場敷地内における土壌及び地下水汚染について

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ページ番号1005927  更新日 令和6年5月2日

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半田市が管理する一般廃棄物最終処分場敷地内において土壌及び地下水汚染が確認されました。

なお、最終処分場は廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)に従って適切に管理しており、今回の汚染は最終処分場に起因するものではないことを確認しています。

この結果については愛知県へ報告を行い、今後、愛知県の指導に基づく土壌・地下水汚染対策を実施いたします。

  • 報告の根拠
    県民の生活環境の保全等に関する条例(平成15年愛知県条例第7号。以下「条例」という。)

汚染が判明した土地の所在地

半田市西億田町25番1、54番、64番、157番、158番の各一部(調査対象地の一部)

調査対象地の概要

地図:調査対象地

調査対象地の面積

1,776.4平方メートル

調査対象地の利用状況

対象地は、平成21年から現在まで一般廃棄物最終処分場として利用されており、砒素及びその化合物並びにふっ素及びその化合物は処分場内の保有水等で検出されたことがありますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に従って適切に管理しています。

調査対象地付近の地下水汚染について

対象地付近の地下水において、平成29年から基準値を超過する砒素及びその化合物、ふっ素及びその化合物、ほう素及びその化合物を確認しています。

これについては平成30年に調査を行い、最終処分場の影響によるものではないことを確認し、以降、モニタリングを継続実施しています。

詳細については別ページをご参照ください。

調査実施の経緯

既設最終処分場の埋立終了を見込んでおり、新たな最終処分場の建設工事を検討するため、土壌調査を行ったものです。

調査結果

土壌調査(土壌溶出量)

土壌に水を加えた場合に溶出する特定有害物質の量。次表のとおり、条例に規定する土壌溶出量基準を超過しました。

土壌調査(土壌溶出量)結果
特定有害物質名 測定結果最大値 土壌溶出量基準 基準超過土壌検出深度 超過区画数
砒素及びその化合物 0.017mg/l
(基準の1.7倍)
0.01mg/l以下 0~0.5m
0.7~1.3m
61区画のうち、5区画
ふっ素及びその化合物 2.0mg/l
(基準の2.5倍)
0.8mg/l以下 0~0.5m
0.65~1.2m
1.9~2.4m
61区画のうち、15区画

調査区画数とは、調査対象地を10メートル格子で分割した区画数をいう。

土壌調査(土壌含有量)

調査土壌に含まれる特定有害物質の量。全ての調査地点で条例に規定する土壌含有量基準に適合しました。

地下水調査

次表のとおり、条例に規定する地下水基準を超過しました。

地下水調査結果
特定有害物質名 測定結果最大値 地下水基準 超過井戸数
ふっ素及びその化合物 2.0mg/l
(基準の2.5倍)
0.8mg/l以下 調査井戸数1のうち、1か所

調査対象地及び調査結果の詳細は添付資料でご確認ください。

当該地の現在の状況

汚染が判明した場所の一部は、アスファルト等で舗装されており、その他の部分についても表層土壌を掘削除去した上で、被覆を行う予定です。

また、周辺の井戸調査を実施しましたが、飲用井戸がないことを確認しています。

最終処分場の管理

埋立地部分には、浸出水の漏水を防ぐための遮水シートと漏水検知システムを設置しており、毎年、システムの点検を実施しています。

埋立地からの浸出水は、専用の施設で薬品等による処理を行います。処理後の放流水は毎月検査を行っており、環境基準に適合していることを確認しています。

今後の対応

汚染土壌の一部掘削除去及び地下水モニタリングを実施する予定であり、愛知県の指導に基づき、土壌・地下水汚染対策を適切に実施します。

地下水モニタリングについて

土壌汚染対策として実施している地下水モニタリングは次のとおりです。

モニタリング項目及び頻度

モニタリング項目及び頻度

項目と時期

頻度

砒素及びその他の化合物(1年目)

年4回

砒素及びその他の化合物(2~10年目)

年1回

砒素及びその他の化合物(11年目以降)

2年に1回

ふっ素及びその他の化合物(1年目以降)

年4回

砒素及びその他の化合物は、1年目で基準超過が確認されなかった場合、2年目以降の測定頻度を上表のとおりとします。

令和5年度モニタリング結果

令和5年度モニタリング結果

項目

環境基準値

9月

12月

3月

砒素及びその他の化合物

0.01mg/l以下

0.006mg/l以下

0.003mg/l以下

0.002mg/l以下

ふっ素及びその他の化合物

0.8mg/l以下

0.80mg/l以下

0.61mg/l以下

0.66mg/l以下

令和5年度の測定結果はすべて環境基準値の範囲内でありました。

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このページに関するお問い合わせ

市民経済部 環境課ごみ減量担当
半田市乙川末広町50番地(半田市リサイクルセンター内)
電話番号:0569-23-3567 ファクス番号:0569-21-6405
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