半田市国保のピロリ菌検査
半田市国民健康保険に加入されている30歳から65歳までの5歳刻みの対象の方にピロリ菌検査を実施します。
この検査は対象の方に限り、検査費用の一部を半田市国保が補助して行う事業です。
50歳代以上の70~80%がピロリ菌に感染していると言われています。
ピロリ菌検査により陽性となった場合の除菌治療により、胃がんや胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化器系疾患の発症の抑制につなげます。
ピロリ菌検査について
対象者
半田市国民健康保険に加入の方で、令和6年度中に、満30歳、満35歳、満40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳になる方
※対象の方には、5月中旬に受診券を郵送します。
なお、以下の条件に該当する方は対象となりません。
- 半田市国保から社会保険などの他の健康保険に切り替わった方
- 胃を全部摘出されている方
- 過去にピロリ菌除菌に成功されている方
(過去にピロリ菌除菌に成功されている方は、原則対象となりませんが再検査を希望される場合は受診することができます。)
実施期間
令和6年5月24日(金曜日)~10月15日(火曜日)
実施場所
-
市内指定医療機関 (PDF 432.4KB)
(市立半田病院を除く)
予約の必要な医療機関があります。
費用
1,500円(治療費除く)
半田市独自の補助で1,500円で実施できます。
検査の内容
- 便中のピロリ菌の有無を調べる検査です。
- 専用の検査容器に便を採取して提出していただきます。
持ち物
- ピロリ菌検査受診券(ご自宅に5月中旬に郵送、今年度8月末日までに半田市国保に加入された者には加入翌月以降に郵送)
- 半田市国民健康保険の保険証(または資格証明書)
受診券を紛失等で再発行を希望される方は、健康課(0569-84-0662)までご連絡ください。
その他
- 特定健診と同時に受けることをお勧めします。
- 費用をお支払いいただいた際に受け取っていただく領収書は、セルフメディケーション税制の医療費控除に必要となります。
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃粘膜の胃酸中でも自ら住みやすい環境を作り出し生息している悪い細菌です。
主に子供のころに感染し、胃の粘膜に住み着くことで、胃炎や胃潰瘍、胃がんなど、いろいろな胃・十二指腸の病気を引き起こします。
病気との関係性は
ピロリ菌に感染すると「胃炎」になります。
ピロリ菌による胃炎は、次の様々な病気の原因であったり病気と関連することがわかっています。
主な病気
萎縮性胃炎
粘膜層が非常に薄くなり胃炎と同様の症状を起こす萎縮性胃炎の大部分も、ピロリ菌感染が原因です。ピロリ菌に感染するとまず急性胃炎が起き、長い年月をかけて萎縮性胃炎になり、胃がんになる危険性が4~10倍に増加すると考えられています。
萎縮性胃炎以外のいわゆる慢性胃炎と呼ばれるものの原因には、ピロリ菌感染以外に加齢、塩分の過剰摂取、アルコール、タバコ、野菜の摂取不足など多くのものがあります。ピロリ菌を除菌した後も、生活習慣にお気をつけください。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
潰瘍患者のピロリ菌感染率は90%以上。ピロリ菌除菌が推奨され、保険適用になっている病気です。潰瘍は一度よくなっても約半数以上が再発し、薬をなかなかやめることができない病気ですが、ピロリ菌除菌に成功すると胃潰瘍、十二指腸潰瘍ともに再発率が減少します。
胃がん
早期胃がんでピロリ菌が見つかった場合は、内視鏡的治療後に除菌治療が推奨されます。
1994年、世界保健機構(WHO)は疫学的調査から、ピロリ菌を確実な発がん物質と認定しました。除菌により胃がんの発生率が3分の1に抑制され、ピロリ菌除菌は胃がん予防効果があると証明されています。
その他の病気
- 胃過形成性ポリープ
- 胃MALT(マルト)リンパ腫
- 機能性ディスペプシア(上腹部不定愁訴)
- その他の疾患
- 特発性血小板減少性紫斑病
- 鉄欠乏性貧血
- 慢性じんましん
検査と除菌の方法は?
- 健康保険を適用して除菌治療を行う際には、必ず内視鏡検査や造影検査で慢性胃炎や胃潰瘍などの診断が必要です。
- 除菌治療については、ピロリ菌検査を受けた医療機関の医師にご相談ください。
- ピロリ菌を除菌することにより、胃・十二指腸潰瘍の予防につながり、将来の胃がんになる危険性(リスク)を減らすことになると考えられています。
- 除菌が成功した後でも、定期的ながん検診の受診は大切です。
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このページに関するお問い合わせ
福祉部 健康課健康長寿担当
電話番号:0569-84-0662 ファクス番号:0569-25-2062
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