【6次産業化】プロジェクトリーダーの活動レポート
愛知県半田市では、令和4年12月1日から6次産業化において、民間人材を活用した事業展開による課題解決を図ることを目的とし、公募の上、プロジェクトリーダーとして、中野公雄(なかの きみお)氏を採用いたしました。
このページでは、プロジェクトリーダーの活動レポートをお届けします。
活動レポート
令和4年12月1日 辞令交付式
半田市が民間公募した非常勤特別職に就任した中野公雄氏は、令和4年12月1日に市役所に登庁し、久世孝宏市長から辞令交付を受けました。

令和4年12月12日 農業委員会視察
半田市農業委員会視察に同行し、6次産業化農家を訪問しました。
令和5年1月6日 半田商工会議所あいさつ
半田商工会議所にてあいさつ。
6次産業化の推進には農業と商業の連携が重要であることを商工会のみなさんへお話しました。
令和5年1月~2月 農業者ヒアリング
力強い半田の農業に向けて、耕種系の認定農業者・認定新規就農者を中心にヒアリングを実施しました。
また、プロジェクトリーダーと職員によるオリエンテーションを定期的に行い、課題抽出の視点・アプローチの切り口を共有。
令和5年度の事業企画の基本方針の概要について検討しました。
令和5年5月実施計画策定
半田市6次産業化農業者支援プロジェクト実施計画の策定をしました。
令和5年6月 SNS開設
半田の農業についての情報発信のため、Instagramを開設しました。
半田市農務担当アカウントは次のリンクをご覧ください。
令和5年6月19日 第1回○○と語り合う会の開催
「〇〇と語り合う会」は、農家ヒアリングでの「色々な情報が欲しい」「つながりが必要」という声がきっかけで開催することになりました。半田の農家の交流の場として、毎回異なるゲストを迎え、2か月に1回ほどのペースで開催していく予定です。
初回である今回は、半田市長をゲストとして迎え、10人の農家の方が参加し、プロジェクトリーダーがファシリテーターをつとめました。
会では、参加農家自身の商品の魅力や特徴、自分の想いなどを語り合い、農家同士の新しいつながりが生まれました。
参加した農家さんからは、「有意義な時間だった」「色々な話を聴くことができてよかった」と好意的な声をいただきました。
語り合う会については、次のリンクをご覧ください。
令和5年6月20日 相談窓口開設
農家が自分の農業の課題や悩み事を気軽に相談できる方法として、半田市農業なんでも相談窓口を開設しました。
6次産業化の取り組みだけでなく、販路拡大や情報発信の方法、経営について、自園のブランド化など、あらゆる相談にプロジェクトリーダーが対応するものです。
事前予約が必要で、日程調整をした上で面談日時を設定します。
申請フォームはこちらから
令和5年8月22日 第2回○○と語り合う会の開催
第2回のゲストは市民の皆さんで、夏休み特別編としてクラシティ半田で行いました。7人の農家の方が参加し、プロジェクトリーダーがファシリテーターをつとめました。
会では、市民アンケートの結果をもとに半田の農業について語り合ったり、農家の圃場(田や畑)の位置や農産品の購入できる場所を示した半田農業マップを作成したりと、市民と農家の交流の場となりました。
参加した農家さんからは、「直売所が少ないことや農家のことを知らないなど市民も同じことを思っているのだとわかった」「半田に住んでいても半田の農家と関わる機会がなく、色々な意見を知ることができて良かった」と好意的な声をいただきました。
語り合う会については、次のリンクをご覧ください。
令和5年10月7日 知多半島農業マルシェ”にこもぐ”@半田を開催しました!
初回となる今回は、半田運河周辺で行われた新酒・地酒まつりとのコラボ開催でした。
半六庭園内に、農家さんのブース・キッチンカー6つと、当日来られない農家さんの農産品を集めた「にこもぐセレクト」ブースが出店しました。天候にも恵まれ、約800人の来場があり、多くの方に半田の農家さんや農産品を知ってもらえる機会となりました。
出店した農家さんからも、「農家と交流でき、つながりができた」「今後も参加したい」と好意的な声をいただきました。
マルシェについては、次のリンクをご覧ください。
令和5年12月13日 第3回○○と語り合う会の開催
ゲストに飲食店の皆さんを迎え、農産品を飲食店で取り扱う際の課題などについて語り合いました。
農家と飲食店は、お互いを知る機会が少ない現状の中、語り合う会を通して、お互いの本音を知ることができました。
一方で、今回飲食店の参加者が少なかったことから、今後も継続的に農家と飲食店同士が関わる機会を作り、意見交換をしていく場が必要だという意見が出ました。
令和5年12月28日 知多半島農業マルシェ”にこもぐ”@半田を開催しました!
マルシェ第2弾の今回は、年末最後の市役所1階ロビーで単独開催。
農家ブース6つと、当日農作業で来られない農家さんの農産品を集めた「にこもぐセレクト」ブース、農家紹介パネル展示を行いました。今回新たな農産品もあり、昼休みの職員や市民の方で賑やかなマルシェになりました。
農家さんからは「対面でお客さんに魅力を伝えられる良い機会になった」「農家同士が繋がることにも意義がある」と前向きな意見をいただきました。
プロジェクトリーダーとは
(1)どんな役職?
プロジェクトリーダーは、半田市の6次産業化に関する政策を、企画立案する非常勤特別職です。
現地調査から、個別相談の対応、ネットワークづくり等により6次産業化の推進を目指します。
(2)任期は?
令和4年12月1日から登用され、任期は令和5年3月31日までを予定していますが、その後は、市と本人の合意に基づき1年単位で更新されます。
(3)なぜ登用することになった?
半田市では、農業者の高齢化が急速に進展するなか、持続可能な農業を実現するために新規就農者支援等に取り組んできました。
農業が魅力ある職業となるには、農業者の所得向上が必要であり、そのために、従来の農業者を生産だけでなく他分野との連携を図ることで、加工・販売まで関わる農業者とするため6次産業化を推進することが重要と捉え、民間人材登用にチャレンジしました。
プロジェクトリーダーの採用は、久世市長が公約に掲げた民間人材登用で、市の重要課題である「中心市街地活性化」と「6次産業化を通じた農業者支援」の2つの分野において、民間人材を活用した事業展開による課題解決を目指すとともに、民間の発想を職員に浸透させることで意識改革を図るため、非常勤特別職2名の募集を行いました。
公募の結果、6次産業化を通じた農業者支援に取り組むプロジェクトリーダーについては、中野公雄氏が選ばれました。
公募結果については、次のファイルをご覧ください。
(4)どんな仕事をするの?
プロジェクトリーダーは6次産業化の推進に必要な下記の取組を行います。
6次産業化人材育成セミナー・ワークショップ開催
- 6次産業化を目指す者に対する相談体制の構築
- 地域プラットホーム化の推進
プロジェクトリーダープロフィール
氏名
中野 公雄(なかの きみお)
経歴
愛知県農産漁村発イノベーションサポートセンター事務局長
- 愛知県6次産業化人材育成研修会、愛知県立農業大学校における6次産業化事業講師
- 愛知県生まれ、名古屋市在住。
活動実績
延べ1,000人以上の農業事業者に6次産業化を中心に「マーケティング」「ブランディング」「農福連携」「農業観光」「インバウンド」等の「農業ビジネス」「農業を核とした地域連携」「各種事業プランの策定」の知識提供から、実務の伴走支援を行い、「ビジネスモデルの構築」や「地域連携モデル」を事業者と共同策定するなど様々な支援を実践。
北海道上ノ国町や岐阜県東美濃地域などのまちおこしや地域活性化プランを策定・実践。
2022年12月1日より、半田市6次産業化プロジェクトリーダーに就任。
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このページに関するお問い合わせ
市民経済部 産業課農務担当
電話番号:0569-84-0636、0637 ファクス番号:0569-25-3255
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