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更新日:2022年12月26日
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景観重要建造物は、地域の良好な景観を守り、育むという観点から価値を見出しこれを守り続け後世に伝えるため、指定するものです。
半田市では、半田市ふるさと景観計画に定めた指定の方針や国土交通省で定める基準に基づき、地元の意見や半田市景観審議会の審議結果を基に、景観法に基づく景観重要建造物として、これまでに8件の建造物を指定しました。
地域の良好な景観形成の模範となる建造物や市民に親しまれ、愛されている建造物などが指定の対象となります。
【指定の方針】
指定年月日 |
景観重要建造物の名称 |
指定物件の所在地 |
|
---|---|---|---|
第1号 |
平成26年1月7日 |
半田赤レンガ建物 |
半田市榎下町8番地 |
第2号 |
平成26年1月7日 |
新美南吉の生家 |
半田市岩滑中町一丁目83番地 |
第3号 |
平成26年1月7日 |
旧藤友呉服店 |
半田市亀崎町四丁目141番地 |
第4号 |
平成27年3月10日 |
旧中埜半六邸 |
半田市中村町一丁目7番地 |
第5号 |
平成27年3月10日 |
望洲楼 |
半田市亀崎町三丁目71番地 |
第6号 |
平成28年3月15日 |
(公財)かみや美術館分館南吉の家(養子先) |
半田市平和町七丁目60番地2 |
第7号 |
平成29年4月1日 |
成田家の本宅 |
半田市亀崎町三丁目178番地1 |
第8号 | 令和2年3月10日 |
聖イオアン・ダマスキン聖堂 |
半田市乙川西ノ宮町三丁目33番地 |
半田市を代表する近代化産業遺産であり、歴史的背景を象徴する建築です。
全国的にも有名な童話作家である新美南吉の生家であり、地域の景観、文化面のシンボルとなる建築です。
旧藤友呉服店の建築は、地域を代表するお祭りとして全国的にも有名な潮干祭の舞台となる亀崎のまちなみの表通りに立地し、次々と消えていく亀崎独特の伝統建築の様式を今に残す建築です。
旧中埜半六邸は、半田市で古い歴史を持つ家柄で戦前までは大地主兼事業家であった中埜半六家が所有していました。大きな屋敷地に板塀と蔵が通りをなしており、その背後には木立と二階建ての日本建築が見え、半田運河の歴史的景観の重要な要素となっています。
望洲楼は、月の名所として有名な料亭建築であり、海岸に面する傾斜地を活かし、客室が地形に沿って階段状に連続して配置された特徴的な建築です。
新美南吉は幼少時、母りゑの実家新美家へ養子に出され、数ヶ月ここで暮らしました。長年放置されていましたが、財団法人かみや美術館による修復によって、童話の世界観をイメージできる建築物として保存されており、現在はかみや美術館の分館として公開されています。
成田家の本宅は、料亭望洲楼の旧店舗であり、明治11年に創業時の建物を取り壊して、住宅兼店舗として新築されました。平成20年までは住居として使用され、その後、暫くの間建物は活用されていませんでしたが、平成28年10月に1階がカフェとしてオープンしました。
聖イオアン・ダマスキン聖堂は、大正2年4月に建築して以来、大きく形を変えず、外壁は木造板張り、窓は木枠にすりガラスをはめ込み、玄関及び建物の屋根の鬼瓦に十字紋が入った特徴的な外観です。ハリストス正教会の聖堂としても、全国的に数少なく、知多半島の歴史や宗教史を知る上で貴重な建築です。
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