更新日:2023年2月27日
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エキノコックスとは寄生虫の名前で、感染したキツネや犬の糞に含まれる虫卵を、山菜や沢の水等を介して人が偶発的に飲み込むことにより感染します。エキノコックスに感染すると、幼虫が肝臓に寄生し、肝不全などの障がいを引き起こすことがあります。
平成26(2014)年3月に愛知県阿久比町にて捕獲された野犬から、本州では2例目となるエキノコックスが検出されてから現在までに、知多半島で9件の陽性犬が確認されており、特に半田市では、令和2年2月、4月、令和3年2月に陽性犬が確認されています。
エキノコックス症は人から人への感染はなく、適切に予防すれば、感染を心配する必要はありません。
予防のため、以下のことに十分注意してください。
→治療するためには病巣部分を手術で切除する方法しかありませんが、切除が難しい場合は薬物治療を行います。治療薬としてはアルベンダゾール等があり、エキノコックスの成長を阻害し、増殖を抑制する効果があります。
→人がエキノコックスに感染した場合、感染初期には自覚症状などはなく、症状が現れるようになるまでに数年から10数年かかるといわれています。主に肝臓にエキノコックス幼虫が寄生するため、肝機能障がいに伴う疲れやすさ、右わきの痛み、黄疸等の症状が現れます。自覚症状が出る頃には病気が悪化している可能性がありますので、早期診断が重要な疾患です。
→知多半島地域において、野犬やキツネ等に接触したことがある方、野ネズミを捕食したことがある犬の飼い主などは、人へのエキノコックスの感染のおそれがあります。感染が心配される場合は、最寄りの保健所(愛知県半田保健所 TEL 0569-21-3342)にご相談ください。
→犬がエキノコックスに感染しても通常は無症状です。したがって、犬が感染していても感染していることは分かりません。飼い犬が野ネズミを捕食した等、感染が疑われる場合は、かかりつけの獣医師に御相談ください。
→野犬の捕獲及び検査等については、感染症法に基づいて引き続き愛知県が実施します。
半田市においては、愛知県や関係機関と連携し、予防方法等の啓発・周知を行っていきます。
人へのエキノコックスの感染の相談窓口
愛知県 半田保健所 0569-21-3341
野犬を見つけた際の相談窓口
愛知県動物愛護センター知多支所 0569-21-5567
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